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レンジャー ヤマハ200H のヘルムをきるとガタガタしたり空回りしたりすると言う修理依頼が入り見に行くと・・・。

S/Tシリンダーのシール両側よりオイルの漏れ跡が確認できる。

  

ヘルムポンプ本体の故障もありえるのでまずはヘルムポンプのエアパージを行い、S/Tホイールを回してポンプ圧の掛かり具合・油圧ホース取付部周辺のオイル漏れの確認をする。

ヘルムポンプ周りは問題なさそうなので、やはりS/Tシリンダーからのオイル漏れが原因と判断できる。
シールキットを発注し後日交換に。

S/Tシリンダーを取外し、シリンダーエンドキャップをSSTで緩めて取外しシールを交換。
S/TシリンダーのエアパージをPort・StBd共に行い、仮組しS/Tホイールを回してポンプ圧の掛かり具合・油圧ホース取付部周辺のオイル漏れの確認をする。問題なさそうなので本組立をし各部点検。
漏れ・作動不良無き事を確認し修理完了

特にバスボートは狭い水面で100km/h以上の走航になるのでヘルム周りのトラブルは事故の元。
S/Tシリンダー辺りが画像の様にオイルで汚れているのが確認できたら早めに修理をしましょう。

 
レンジャー ヤマハ200H
ヘルムが空回りする